2022/9/8に播種した株を、2023/3/1に植え替えた記録となる。
播種から約半年後の植え替えとなった。
結局何株植え替えたのか?
播種は70粒で、内53株の植え替えとなった。 以下記事で株を3パターンに分けて育成した。各パターンについて内訳を示す。
A ハイポネックス原液 : 20粒蒔いて16株を植え替え
B 液体肥料 ハイポネックス ストレート液肥 観葉植物用 : 30粒蒔いて20株を植え替え
C いつもの水 : 20粒蒔いて17株を植え替え
AとCについては8割ほどを植え替えることができたが、Bについては7割を切る結果となった。
Bのグループは肥料過多になり調子を崩した株が多かったのが結果に現れたのかと思う。
(ちなみに肥料を与えたグループのほうが明らかに成長具合が良かったのだが、それはまた別の記事でまとめる予定だ)
実生株に3回に1回の液肥はかなり高頻度だったと思う。今後はもう少し頻度を下げると思う。 またストレート液肥については容器から直接液体が出てくるので、ピンポイントで株に肥料をやることができた。 もしかしたらこれが災いして、肥料過多に繋がった可能性もある。
また全体としては7割五分(53/70)という結果だったが、これについては中々良かったのではないかと思う。
種を蒔いて発芽、そしてその株が半年育つ間に様々な事故(間違って茎を折ってしまったり、強風で茎を折れてしまったり、肥料過多で調子を崩したり)が起こるのだが、よくこれだけ残ったなというのが率直な感想だ。
サイズ感について
大体1.5~2cmぐらいであった。 葉の大きさ、枚数にかなり比例する印象である。
葉が小さく、枚数も1枚の個体は掘り出しても「あー、やっぱりな」という感じがあったのを覚えている。
土について
土は基本的に以前紹介した土を使用しており、追加でゼオライトを入れている。
観葉植物の土、軽石、ベラボン、ゼオライトを5:1:1:1で配合した。
新しくゼオライトを加えた理由としては保肥力の向上を狙ってのことである。
また一部の株については上記の土ではなく赤玉土のみで育てており、成長に差が出るか比較検証を行っている。
植え替え方法
一気に植え替えると大変なので、ABCのブロックごとに1日ずつ植え替えた。
方法として根を傷つけないように株を掘り出し、事前に用意した土をポットに入れ、そこに亀甲竜をそっと入れ上から土をかけるだけである。
根については、古い根をカットしたり、きれいにほぐしたり、洗ったりはしていない。掘り出したまま植え替えている。
根にストレスを与えないことを第一に考えた結果である。
また、背が高い株に関しては深めに植えることで、風の影響をなるべく受けないようにしている。
ポットはマジカルポットをメインに使用している。一部をプレステラにし、成長に差がでるか比較検証を行っている。
植え替え後は根がしっかり張るように、たっぷりと水をあげた。
植え替え前に葉が取れたり、茎が折れたりした株はどうなったのか?
結論から言うと消えてなくなってしまった。
植え替えをする際に土をよく調べたのだが、芋を見つけることはできなかった。
なので以下の記事で紹介した株はお亡くなりになったということになる。
実生から早い段階で葉が無くなってしまうとその後は期待できないので、慎重に育成を心がけたいと思う。
まとめ
去年の秋に70粒の播種を行い、内53株を植え替えることができた。
芋を掘り出す際はどんな形で出てくるのかと、ワクワクして楽しかった。
実生株の芋については気になる人が多いと思うが、普段の世話では様子を見ないようにすることをお勧めしたい。
掘り出したときの感動もひとしおだ。