ふるはしん雑記

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アフリカ亀甲竜の実生株、葉の調子が悪い個体が増えてきたので原因と復活への対策を考える

実生株の調子が最近今ひとつである。

今回は調子をパターン別に分けて原因と対策を考えていきたいと思う。

調子の悪い株は大きく分けると3つある。

  • 葉の色素が薄くなりカラカラになって枯れるパターン

  • 葉の色は普通(ちょっと悪い)ぐらいだが、茎がポキっと折れてしまうパターン

  • 葉の色が異常に濃くなってしまうパターン

1:葉の色素が薄くなりカラカラになって枯れるパターン

カラカラ亀甲竜

わかりにくい写真で申し訳ないが、一番手前の株に注目もらうと、カラカラにに干からびてしまっているのが視認できると思う。

もちろんこの株だけに水をあげてないわけではなく、均等に水を挙げているのにも関わらず干からびてしまっている状態だ。

なんらかの原因で根が水を吸えなくなっているようだが、その原因まではわからない。

ただこの個体は徒長しており、茎がぐにゃぐにゃであった。

徒長しており、茎がぐにゃぐにゃに曲がっているような株は明らかに病気になる確立が高い。

なのでまずは徒長させないことが一番の対策なのかなと思う。葉水も気休めにしかならないかもしれないがやってもいいかもしれない。

2: 葉の色は普通(ちょっと悪い)ぐらいだが、茎がポキっと折れてしまうパターン

ぐにゃぐにゃ亀甲竜1

折れた亀甲竜

またしてもわかりづらく申し訳ないのだが、一枚目の画像の真ん中、奥に倒れているのがこのパターンの個体である。

この個体も徒長しておりぐにゃぐにゃしている。葉の色は特に問題ないように見える。(少し薄いか)

また二枚目を見てもらうと茎の折れた部分が黒く変色していることが見て取れる。

おそらくこの部分が弱ってきており、そこから折れてしまったのだろう。

対策としては折れないように土を盛ったり、折れそうな部分を補強したりすることが考えられる。

しかし、焼け石に水感も拭いきれない。実生株の調子が悪くなってそこから回復するのはかなり難しいと考える。葉の数が少なく(初期はだいたい1枚)それがダメになってしまったら光合成をする手段がなくなるからである。

なのできっぱり諦めることも大切なのかなと思う(強くS字に曲がってしまった個体は残念だが高確率でダメになってしまう模様)。そして普段からよく観察し、何か異変を感じたらメネデール等を散布するのも手なのかなと思う。

3: 葉の色が異常に濃くなってしまうパターン

色が濃い亀甲竜1

色が濃い亀甲竜2

周りの個体と比べて一段葉の色が濃い個体が見て取れると思う。

このパターンについてはなんとなくこれかな?というものがあって、少し肥料をあげすぎてしまったかなと思っている。(リン酸不足で葉が暗緑色になるといわれているが、液肥をあげてるし足りてるはず)

(ちなみに土壌のPHはちょうど7.0だった。)

根拠としては、以下記事にて肥料をあげる個体とそうでない個体を分けたのだが、肥料をあげた個体のほうが多く発生していることによる。

www.furuhashin.com

ただ、これは後で記事に書きたいと思うが肥料をあげた個体のほうが大きく元気に育っている。そのトレードオフとして肥料過多の悪影響があるということかなと。

このパターンの対策としては、肥料をあげるのをまずストップすること。水をじゃんじゃんあげて土をフラットな状態に戻すこと。そして、できれば土も変えてしまったほうがいいと思う。あとはメネデールも。

とにかく土壌を正常に戻してあげることが一番大切である。

まとめ

以上、調子の悪いパターンを3つあげ、対策を考えてみた。

  • とにかく徒長させないようにする。
  • 徒長してしまったらよく観察し調子を落としてきたらメネデール等で対策。
  • 何かを実行して調子が悪くなってきた場合、その実行を取り消し調子が悪くなる前の状態にすぐに戻す。

これらを対策で皆様の大切な実生株がより健康に生き長らえられたら幸いである。(こうしたらいいですよ!っていうのがあれば教えていただけるととても嬉しいです)