2023/04/03に亀甲竜の播種を行った。
前回の秋播きを踏まえて今回は完璧を目指すことにする。
気をつけるべき点1つ目:絶対に徒長させない
とにかくこれに尽きる。
前回の秋播き実生亀甲竜の育成から、徒長した株は生育に異常が出やすいことが判明した。
そこで今回は以下のことに留意して育成を行う。
1. 太陽光をしっかり当てること
タイミングに注意したい。芽が出てきたら光をしっかり当てるようにする。
2. 水やりは若干控え気味にする
発芽まではある程度、土壌水分量を確保したい。
カラカラに乾燥しすぎると発芽に影響があるため、そうならないぐらいで土壌水分量を調整するようにする。
その後、発芽したら水やりの頻度を落としつつ、土が乾いたらしっかり水やりをするようにする。大体20日ぐらいで発芽するだろう。
徒長の原因として「水のやり過ぎ」があるので以上の点を意識する。
3. 風は当てっぱなし
程良い風を当てることでエチレンという成分が発生する。このエチレンが伸びを抑えて茎を太くしてくれる。
ちなみに私の環境では扇風機を稼働させっぱなしにしている。
4. 肥料を与えすぎない
茎葉の成長に重要な窒素成分を与えすぎると徒長しやすくなるので控えること。
気をつけるべき点2つ目:茎を折らない
実生亀甲竜の茎は以外と弱い(特に徒長した株)
そして、大体茎から弱っていく。
そこで以下のことに留意して育成を行う
1. 風が強い日に外に出さない
葉や茎が風によってブンブン振り回され茎が折れてしまうことが過去に何回かあった。
晴れているが、風の強い日については風よけ等で対策しても良いだろう。(ビニールハウスがあれば完璧だ)
2. 水やりは根本に慎重に行う
葉が水の重さに耐えきれず、パタっと倒れてしまうことがかなりあった。
これが特に危険で、この拍子に茎が折れてしまう可能性がある。
3. 土寄せを行う
葉や茎が風によってブンブン振り回されることを抑制することが目的だ。
土を追加し、茎の根元を押さえるための土寄せを行う。
気をつけるべき点3つ目:害虫に注意する
秋には見られなかった害虫が発生する。
ナメクジ、カタツムリは勿論注意したい。
キベリクビボソハムシも出現した。
ヤマノイモの葉を食べるとのことだったので、本当にその通りなのだなと思った。(フォロワーさんが虫を特定してくれた。感謝しかない)
私はこまめに観察することを対策としている。本来は防虫ネットで対策するのが効果的であろう。
撒いた数
今回の合計は193粒となった。
今回もトレーを分けて育成することにする。以下、トレー毎の内訳である。
トレー1:113粒(内2022/09に蒔いた種が63粒ある)
トレー2:40粒
トレー3:40粒
トレー1については2022/09に蒔いた際の種を暗所で保管しており、その種と今回購入した種で生育に違いが出るか検証したいと思う。
また、トレー3だけを発芽前から日に当てて育ててみようと思う。
亀甲竜は嫌光性種子と言われているが本当にそうなのかを検証する。
検証結果については別の記事で報告したいと思う。
播種方法、土の配合について
前回と特に変わりはない。
基本的にはメネデールに1日浸けて、1粒ずつ土の上に落としていき軽く覆土するぐらいである。
覆土した後はたっぷり水をあげた。
土については、観葉植物の土、軽石、ベラボン、赤玉土を5:1:1:1の割合で混ぜたものを使用している。
熱湯で土を消毒してから播種を行った。
まとめ
亀甲竜の実生にあたり、絶対に気をつけるべき点を3つ紹介した。
「徒長させない」
「茎を折らない」
「害虫に注意」
これらに気をつけることで、健康で元気な亀甲竜を育成していただければ幸いである。