知的生産術ってなんだろうと思い読んでみました。多くの学びがあったので感想を書きたいと思います。
感想
内容が非常に整理されており、とても読みやすくて驚きました。長い時間をかけて内容を精査したことが伝わってきます。
この本はタイトル通り、知的生産について書かれた本です。教科書を読んで手に入れた知識、他人から聞いて得た知識というものにはあまり価値がなく、自身が生み出した知識にこそ価値があり、どのようにしてそういった知識を生み出すのかを全7章で解説してあります。
前半は新しいことを学ぶ上での抽象化の大切さや、やる気の出し方、記憶の鍛え方といった学び方が中心の章となっています。 一方後半は考えのまとめ方やアイデアの思いつき方といった知識の生み出し方の章となっています。
第3章に記憶の鍛え方という章があり、その中にインプットとアウトプットの繰り返しで記憶が強くなるという一節があります。
普段私は重要そうな部分を抜き出したメモを作りながら書籍を読むのですが、これにレバレッジメモという名前がついていた事に驚きました。
このブログはそういったレバレッジメモを読み返し、これは学びがあったなと思った部分を下の学びの章に書いています。
レバレッジメモを再度見直してアウトプットすることで、より一層記憶が強化されればいいなと思っています。
学び
学びのサイクル
- 学びのサイクルは情報収集・体験から始まり、抽象化・モデル化・パターンの見出し、モデルの検証といった3つの要素のループとなっている。
- 情報の収集は箱を横に並べていくイメージ。抽象化は箱を上に積み重ねるイメージ。
- 試行錯誤は目に見えにくい。正面からは成功した箱だけが見え、その裏に試行錯誤した箱が並んでいる。
やる気を高めるコツ
- 今自分がやりたいことを学ぶ。
- 全体を読もうとしなくてもよい。好きなところをつまみ食いする。
- 大きすぎるタスクを小さく刻む。
理解しているとは
- 自分の言葉で説明できる。
- 自分の経験に基づいた具体例を挙げることができる。
- 自分の目的を達成するためにその知識を使える。
効率の良い記憶の鍛え方
- 一度読んだあと、思い出さるだけ思い出して、それからもう一度読んで、また思い出す。
アイデアを思い付くには
- 耕して、芽生えさせ、それを育てる。
卓越性を手に入れるには
- 詳しい人がいない分野で詳しくなる。
- 知識を掛け合わせる。